NTTレゾナントと三菱総研が運営する調査サービス,「gooリサーチ」で,同サービス・モニターを対象とした「質問サイトの利用状況」に関する調査が行われ,結果が公表されていました。
>「「質問サイトの利用状況」に関する調査結果」 --gooリサーチ2006.04.03--
調査期間:2005.12.07~12.09 有効回答者数(n値):2,184名
調査結果のポイント
(1) わからない事を調べる主なツールとして質問サイトを活用する人は約2割であるが、利用経験者は約7割を占める。
わからないことをインターネットで調べる際、ほぼ全員にあたる98.8%が検索サイトを活用しているが、その他では、口コミサイト、質問サイト、掲示板は2割前後が利用。質問サイトの利用経験者は約7割、週1日以上の利用者は2割以上を占める。
(2) 今後、他の人の質問に対して回答意向のある割合は8割を超えており、回答意欲が高いことがうかがえる。
今後、「質問サイト」を調べるために利用するだけではなく回答意向があるとする人は8割を超える、83.4%だった。また質問が有料であれば7割が「利用しない」と回答しており、無料であることが質問サイト利用の前提となっていることが見て取れる。
(3) 質問への回答内容に関する満足度は8割以上と高い。満足しなかった際の理由は「疑問が解決しなかった」ことが主な理由。
質問サイトでわからないことを質問した際、回答の満足度は80.0%と高く、満足しなかった際の理由は「疑問が解決しなかった」ことが主な理由で、質問サイトに対する満足度が高いことが浮き彫りになった。
(4) 質問サイトの利用意向として、総合的ジャンルがありカテゴリー分けされていることを望む利用意向者が大半を占める一方、特定のジャンルに特化した質問サイトも約4割が利用を希望。
質問サイトに対する今後の利用意向として、総合的なジャンルがありカテゴリー分けされていることを望む利用者が大半を占める一方、専門的なジャンルに特化している質問サイトについても40.8%が利用を望んでおり、「広く深く」調べられることが望まれていることが浮き彫りにとなった。
「“分からないことがあった時”に,インターネットで調べる」という情報探索行動は,今となっては珍しくもないものですが,実際の行動内容としてはやはり「サーチエンジンでの検索」がほとんどでしょう。
その中で,実際の「インターネットでの探索行動」ならびに「質問回答サイトの利用」について調査した結果は,個人的に大変興味深く,有用な内容です。
というか,似たようなことをやってますが…
利用する質問回答サイトとしては,
「教えて!goo」(67.6%)と
「Yahoo!知恵袋」(45.2%)と,大手ポータルサイトが提供するサービスが二強となっています。やはり専門サイト(「はてな」や「OKwave」など)は,認知度が低いのでしょうか。
一方,自分が行った質問に対する回答への満足度は,「非常に満足」が16.7%,「やや満足」が63.7%と,満足した質問者が全体の8割以上となっています。一般サーチエンジンでの検索の満足度と比べると,高いのではないでしょうか。
質問サイトの今後の姿として,約4割が「専門特化された質問回答サイト」を求めている,というのは興味深い内容です。実際の質問行動でも,「専門的な内容質問については,特化質問回答サイトを利用する」とする利用者が8割に及ぶことを考えると,今後も専門特化された質問は増えるとも言えるでしょう。
NTTレゾナントは,ポータル「goo」の運営会社でもあり,同ポータルでは,「教えて!goo」という質問回答サイトをも提供しています。その拡充のための調査でもあるのでしょうが,私の立場とすれば,「これ(質問回答サイト)と比べて,図書館のレファレンス・サービスの認知度・利用度はどれくらい違うものなのか?」という点が,研究対象ともなりそうです。