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2006.06.29

「東北地域ブロードバンド推進会議」

総務省東北総合通信局が,東北地域における特徴を加味した上での,高速インターネット環境の整備および普及を考え,2010年度までの整備を目標とする会議,「東北地域ブロードバンド推進会議」を設置し,会合を開くそうです。

「東北全域におけるブロードバンド環境整備に向けて-東北地域ブロードバンド推進会議を設置-」 --総務省東北総合通信局2006.06.29--


内容と目的:
国および,東北6県及び関係の電気通信事業者が協力し,東北地域のブロードバンド環境の現状を把握・分析し,ブロードバンド環境整備を見据えた地域公共ネットワーク等の整備に向けた,それぞれの組織における具体的役割等を検討する

活動内容:

  1. 地域公共ネットワーク等の整備状況/ブロードバンド普及施策の活用状況の整理

  2. 現在のブロードバンド普及状況のデータ収集/分析

  3. 2010年度に向けた地域公共ネットワーク等の整備スケジューリング

  4. 地域公共ネットワーク等の整備工程表の作成(地域ごとの整備計画,幹線開放などの実行計画の策定)

  5. 地域公共ネットワーク等の整備工程表の具現化(国・地方公共団体・事業者の役割,地域ごとの方策)

目標とされる2010年度まで,実質的にあと4年です。
山間部が多く,また過疎化が進む東北地域において,“地理的要因によらない”という意味でのディジタル・ディバイドの解消が望まれるところです。

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NDLSH2005の公開

国立国会図書館(NDL)が作成する件名標目,『国立国会図書館件名標目表』(NDLSH)の2005年度版が,ウェブで公開されました。

「国立国会図書館件名標目表2005年度版公開のお知らせ」 --NDL2006.06.27--

 *現データも同サイトにあり

(参照)
 「国立国会図書館件名標目表2004年度版追録」

サイトでは,「NDC新訂9版分類記号順排列表」(見出し語19,853件(重出有り)/標目数14,682件 )と,「五十音順排列表」(見出し語36,922件/標目数16,879件)が公開されています。

全てのデータは,PDFで提供されています。

“件名”を付けるにあたっては,BSHや学校図書館件名標目もありますが,NDLSHを使うところも多いでしょう。ウェブで確認できるのは便利ですね。
これで検索もできると,なお便利ですが。

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2006.06.28

ガソリン価格地図

原油高に伴うガソリン価格の高騰は,なかなか収まる気配がありませんね。
地域におけるガソリン価格は,遠距離移動の人にとっては重要な要素です。

そんな中,全国地域のガソリン販売平均価格を,ウェブ上で確認できるサイトがオープンしました。

「『e燃費ガソリン価格地図』…都道府県別にリアルタイム集計」 --IRIコマース&テクノロジー2006.06.26--

 「e燃費ガソリン価格地図」サイトへ

全国約3000カ所からの価格データを,リアルタイムに表示するもので,データは1時間ごとの更新となっています。
表示されているものは,
 ・全国平均価格
 ・都道府県別平均価格
 ・都道府県別,ガソリンスタンド・ランキング(人気等)
 ・全国ガソリン価格最安エリア トップ10
となっています。

携帯電話からもアクセス可能なので,これは便利なサイトかも知れません。
来週から7月。夏休みが始まると,遠距離でのドライブも増えることでしょうから,活用されそうですね。

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2006.06.27

福島県職員資格免許職「司書」

福島県職員,資格免許職において,司書採用があります。

「 福島県職員(資格免許職)採用候補者試験及び福島県市町村立学校栄養職員採用候補者試験を受験される皆様へ」 --福島県2006.06.27--

「平成18年度福島県職員等採用候補者試験における採用予定者数」 --福島県2006.06.27--


職種:資格免許職―司書
採用予定人数:1名程度
受験案内書および申込書は,6/27より配布開始
受験資格:昭和54年4月2日から昭和62年4月1日までに生まれた者で,司書(図書館法によるものに限る。)の資格を有する者又は取得見込みの者


応募受付期間:8月7日(月)~8月18日(金)
一次試験日程: 9月24日(日)
一次試験合否発表:10月6日(金)

(参照)
「平成18年度福島県県職員等採用候補者試験総合ガイド」

5/10付けの記事では「未定」でお伝えしましたが,正式に決定です。

ぜひ頑張って下さい。

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静岡県職員「司書」募集

静岡県職員採用試験で,「司書」の採用募集があります。

「静岡県職員採用試験(高校・短大卒業程度)及び静岡県小中学校事務職員採用試験(高校卒業程度)の実施について」 --静岡県--


募集人員:1名程度
募集要項等の配布は,7月から


申込受付期間:8月21日(月)~9月 4日(月)
一次試験日程:9月24日(日)
応募要件:昭和46年4月2日から昭和62年4月1日までに生まれた者で,司書の資格を有するもの又は平成19年3月31日までに当該資格を取得する見込みのもの
一次試験内容:短大卒業程度の一般的知識及び知能についての択一式による筆記考査

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2006.06.26

「Playhouse Disney」を公共図書館で無料公開

ライセンスに厳しいDisney社としては,異例のケースではないでしょうか。

Disney社が提供する,幼児向け(pre-school)のコンテンツである「Playhouse Disney Preschool Time Online」を,米国内公共図書館において無料公開するそうです。

「幼少児向けコンテンツ"Playhouse Disney"が米公立図書館で無料提供へ」 --MYCOMジャーナル2006.06.26--

記事によると,現在行われているALA Annual Conference(New Orleans)で,デモンストレーションを実施しているようです。
(参照)
「Disney Onlineブース:240」説明へ(*英文)

本来,約50ドルの年会費が必要なコンテンツですが,図書館に限定しての無料公開に踏み切ったようです。

“楽しみながら学習できる環境に最もふさわしい場所として、ぜひとも公立図書館を含めることが必要である。特に図書館以外の場所ではブロードバンドを利用できない親子に、(公立図書館向けの)新サービスは不可欠なものとなるだろう”
と,報道記事にある様に,“Public Access”の場としての図書館が認知されていることに,米国という国の図書館の力を感じます。

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ガリレオ関連コレクション,秋田大へ

いいなぁ…
秋田市在住の収集家が,ガリレオ・ガリレイに関する稀覯本を中心としたコレクションを,秋田大学図書館に寄贈するそうです。

「ガリレオの初版本などを秋大図書館へ寄贈」 --秋田魁新報2006.06.24--

 「秋田大学附属図書館」サイトへ

記事によると,今回寄贈される資料は書籍5点を含む37点。順次,関連書籍や切手などの博物的資料も寄贈される予定だそうです。
今回寄贈される稀覯本には,『Dialogo dei due massimi sistemi del mondo』(1632刊:『天文対話』),および『Discorsi e Dimostrazioni Matematiche, intorno é due nuoue scienze』(1638刊:『新科学対話』)の初版本が含まれているそうです。

7/7に寄贈式典が行われるそうですが,七夕の日に天文学に関する資料の寄贈式典,というところもいいですね。

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2006.06.23

AB ROAD誌,休刊へ

購入している図書館も多いのではないでしょうか。

リクルート社が発行する海外旅行情報雑誌『AB ROAD』(エービーロード)が,2006年9月発行の「10月号」で休刊するそうです。

「リクルートの「エイビーロード」、ネットに押され休刊 」 --日経新聞2006.06.23--

(参考)
 リクルート「AB-ROAD」サイトへ

公式サイトでは何も記されていませんが,記事によると雑誌記事主力の旅行情報・予約などが,ウェブ上のサービスにシフトし,広告の減少が続いたための休刊のようです。
今後は,現在も提供しているオンラインサービス,「AB ROADネット」にサービスおよび情報を一本化するそうです。

ウェブの普及は,現実的に紙媒体に及んできますね。ある意味,仕方の無いことですが。

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映像コンテンツ用メタデータソフトの無償公開

総務省が,放送番組等の映像コンテンツを管理するためのメタデータ管理ソフトウェアの無償公開を開始しました。

「映像コンテンツ事業者向け「コンテンツ情報管理ツール」の無償配布」 --総務省2006.06.23--

 「別紙「コンテンツ情報管理ツールのメリット」」(*pdf)

(配布先)
「財団法人マルチメディア振興センター」サイトへ
 「映像コンテンツ事業者向け「コンテンツ情報管理ツール」の無償配布」 --FMMC2006.06.23--

無償公開されるのは,「J/Meta」形式でコンテンツ管理を行うソフトウェアで,対象となるのは主に番組制作会社,関連権利者団体,放送事業者,配信会社などの映像コンテンツ事業者向けとなっています。
主目的はコンテンツ管理というよりは二次利用の促進,という立場に立って作成されているようです。
公開されるツールは, 1)J/Metaメタデータ作成ツール(データ入力および管理),2)メタデータ変換ツール(他メタデータ形式への変換),3)MXF変換ツール(コンテンツとメタデータの統合ファイル出力),の機能があります。とりあえず「TV Anytime」「CableLabs」といった既存の映像コンテンツ・メタデータとの変換は可能なようです。
MODS等との互換があるともっといいのですが…

(関連情報)
*J/Metaについて
「放送番組等デジタルコンテンツ流通の基盤技術仕様「共通メタデータ体系J/Meta」新バージョン3.0 の公開、本格的普及促進へ」 --FMMC2005.05.31--

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2006.06.22

英公共図書館の財政難

詳しい情報がほしいところですが,DCMS(Dept. for Culture, Media and Sports)には,それらしいデータが見あたりませんでしたので,メモ書き程度で。

「英国内の公立図書館、100ヵ所以上が資金不足のため閉館に」 --Internet Journey--UK Today2006.06.20--

(情報源)
「BBC Radio--TODAY」

記事によると,財政難で閉鎖予定の公共図書館は約100カ所に及ぶことになるとか。
一方で,DCMSのLammy氏は,同番組で新たに開館・改築する図書館が同等数に及ぶ,とのコメントもしているようです。
(TODAYでは過去放送がアーカイブされているのですが,日本からはアクセスできないようで,未確認)

そのうち詳細データが出るかも知れませんが,他人事ではないような。

(関連報道)
「Library-users fight closures plan 」 --BBC News2006.06.16--

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2006.06.20

"Internet Consumer Bill of Rights"

米国での新しい通信関連法における内容に,“Internet Consumer Bill of Rights”(インターネット利用者の権利宣言)ともいうべき内容が提案されたようです。

(報道記事)
「Senate panel proposes Net user 'bill of rights'」(*英文) --CNET2006.06.19--
(日本語記事)
 「ネット中立性問題:上院委員会がネットユーザーの「権利章典」を提案」 --CNET JAPAN2006.06.20--

(参照)
「COMMITTEE AMENDMENT [STAFF WORKING DRAFT] June 16, 2006」 --PublicKnowledge2006.06.16--

現地時間22日に委員会採決が予定されていますが,さてどうなることでしょう。

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H18年度「山形県の概況」

平成18年度の「山形県の概況」が,ウェブ(PDF)で公開されています。

「平成18年度 山形県の概況」 --山形県2006.06.19--

目次
*ファイルは全てPDF形式で提供

  1. 山形県の主要指標

  2. 県土(地理)

  3. 人口

  4. 産業構造

  5. 生活・暮らし

  6. 産業・経済

  7. 県土(景観・環境等)

  8. 財政

  9. 21世紀の県づくり

  10. 近年の社会基盤の整備状況と今後の計画

  11. 山形お国自慢~山形はこんなところ~



  12. *表紙・目次・地図


  13. 全ページ

山形県に関する,各分野・部門ごとの現状や課題と取組み状況をまとめた資料となります。
毎年の資料ではありますが,地域資料の基本となりますので確認してみましょう。

ちなみに,山形県を統計的指標で他県と比較すると…
・面積は全国9位だが,可住面積は全国28位
・人口は全国33位だが,老齢者比率は全国4位
・一人当たり県民所得は全国39位だが,米と果樹の産出額はそれぞれ全国7位と5位
…といったデータが見られます。

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メモ的に…

私もこのブログを,有料サービスとして利用しています…。

「「ココログ」障害に募る不満 訴訟準備のユーザーも」 --ITmedia2006.06.20--

まだ「パソコン通信」のNIFTY-SERVEだった頃からの付き合いですが,ここに費やした(払った)金額は結構膨大な気がします…。うむ。

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2006.06.19

図書館関係記事,二題

本日付の読売新聞に,図書館関係の話題が二題掲載されていました。

「公立小中の図書館蔵書数、基準達成はまだ3割台」 --読売新聞2006.06.19--

「図書館 広がる月曜開館」 --読売新聞2006.06.19--


上の記事は,以前に紹介しました,文部科学省による「学校図書館の現状に関する調査結果」の詳細データを受けての記事になっています。
改めてデータでみると,なかなかシビアな現状ですね。

下の記事は,読売新聞の中の本よみうり堂というカテゴリからの記事です。
埼玉の朝霞市立図書館,北海道の札幌市立図書館,岩手県立図書館の事例が取り上げられています。
月曜開館の図書館は増えてきているとはいえ,まだまだ一般の方々からすると,珍しい事例ですね。
記事中でも書かれていますが,“分かりやすいサービス拡充”の姿であるが故の課題への取り組みが,大変なのですよね。

「(公立)図書館」は身近な公共施設でありますが,なかなか新聞記事としてその姿が取り上げられることは少ないですね。しかし最近は,図書館に関連する記事が増えてきており,取り上げる立場は様々なれど,関心の寄せられ方が増してきている現状をも感じます。

6/5付け「教育ルネサンス」のエントリも更新しています

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2006.06.16

Google,「政府・自治体情報検索」開始

Googleは,米国連邦政府ならびに州政府,各自治体の公式情報を,一度に検索できる新しいサービス,「Google U.S. Government Search」を,6/15から開始しました。

「New Google Search Site Makes It Easier To Find Government Information」(*英文) --Google Press Center2006.06.15--

 「Google U.S. Government Search」サイトへ

Google Newsの官公庁情報版,ともいうような形となっています。
連邦政府,州政府,カウンティ単位や自治体単位での,各公式サイトに掲載された情報コンテンツを,まとめて検索することが可能で,現在はTOPページに,WhiteHouse,国防総省の情報,Washington Post誌,Google Newsなどの各ニュースサイトに掲載された政府・自治体関連のニュースが表示される様になっています。

Google Newsと同様に,コンテンツの追加やレイアウト変更が可能で,またRSSを用いた他サイト情報の追加も可能になっているようです。

「公式情報」は,意外とニーズの高い情報源です。まとめて探せるのは,結構便利かもしれません。

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2006.06.15

産経新聞,ブログ型ニュースサイト開始

産経新聞のグループ会社,産経デジタルが,ニュースサイトとブログホスティングサービス,ユーザー参加型の辞書機能などを統合した新しいサイト「iza!」(イザ!)ベータ版の運用を始めています。

「iza(イザ!)」サイトへ  --産経新聞社2006.06.15公開開始--

従来の新聞社ニュースサイトの,一方的なニュース報道・提供のみならず,双方向でのサービスを念頭においたサービスとなっています。
具体的には,
 ・産経新聞社提供のニュース記事の提供,
 ・各種ブログで話題となっている話題・事象の紹介,
 ・自由編集型の用語辞書「イザ語辞典」の提供,
 ・記者との双方向でのやりとり,
 ・読者自身による記事作成,
などといったサービスが展開されています。


マスメディアの欠点ともいわれる「双方向性の脆弱さ」を,このような方法で補ってゆくことができるでしょうか。今後の利用実態,利用動向が注目されます。

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2006.06.14

国産サーチエンジン計画

日立,NTT等の電気通信各社と,東大などが協力し,日本独自開発による,インターネット情報資源検索のためのシステム(検索エンジン)の開発を開始するそうです。

「検索エンジン:日本の30社・機関が独自開発へ」  --毎日新聞2006.06.14--

詳細はまだ不明ですが,報道記事によると,参加するのは電気通信各社と東京大学を含む,30社。国(総務省?)も,予算面からの支援を行う予定だそうです。
記事では,今週末(16日)に研究組織の発足があるとのことですので,16日以降にはもう少し具体的なことがわかるでしょうか。

共同で開発を進めるのは,検索エンジンの基礎となる部分(検索アルゴリズムの部分でしょうか?)で,その技術部分は公開し,広く活用できるようにする,いわばオープンソース型となるようです。
実用化の目安は2年以内,とのこと。

既に多様な検索システムへの実装が進んでいる,NIIによるGETAとの関わりも気になるところですが,どのような形の検索システムを開発する方向なのか。ちょっと楽しみかも知れません。
そういえば,既にある国産SE,gooの立場は…

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2006.06.13

JFKのデジタル・ライブラリー計画

米国の国立公文書館(NARA)が,JFK(ケネディ元大統領)に関する文書,文献,音声資料などをデジタル化し,一般公開するプロジェクトを発表しました。

「Kennedy Presidential Library Announces Ground Breaking Initiative to Permanently Preserve the Archives of JFK」(*英文)  --NARA Press Release2006.06.09--

対象となる資料は,「Kennedy Presidential Library」の資料で,約800万ページ分の個人文書や公文書の他,関連文書を含む文書約4000万ページ分。さらに,写真資料(約40万枚),音声記録(約11000時間分),映像記録(約1200時間分),フィルム記録(約750万フィート分)が含まれます。

今後,約10年かけて完成させるプロジェクトの予定だそうです。

JFK個人および,その時代に関しては,世界中で資料を必要とする人々がいます。音声・映像記録も合わせてのデジタル化,ということで,期待がもてますね。

(参照)
 「Kennedy Presidential Library」サイトへ

(日本語報道記事)
 「ケネディ大統領図書館の所蔵資料をデジタル化、オンライン公開へ」 --CNET JAPAN2006.06.12--

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「闘病記ライブラリ」

いわゆる“医療情報系サービス”になるでしょうか。

NPO法人「連想出版」(主催:NIIの高野教授ら)が,様々な疾病に関する闘病記を,ウェブ上で検索できるブックガイド・データベース,「闘病記ライブラリー」を公開しています。

「闘病記ライブラリ」  http://toubyoki.info/  

(報道記事)
 「闘病記700冊データベース化 ネットで無料検索」 --朝日新聞2006.06.12--
 「闘病記専門700冊のブックガイドサイト」 --ITmedia2006.06.12--

対象となるのは,闘病記書籍約700冊。
検索は,一般的な用語で以下の12の分類に分けてある。
「ガンI」/「ガンII(消化器系)」/「ガンIII(小児・女性)」/「脳の病気」
「神経の病気」/「心の病気」/「骨・筋肉の病気」/「血液の病気」
「皮膚の病気」/「小児の病気」/「女性・男性の病気」/「その他の病気」
ここから,さらに詳細な病名などに分かれて,ブラウズする方式。

FLASHを用いて,背表紙を仮想書架に並べる方式で,ブラウジングによる一覧が可能です。また表紙の他,前書きと目次部分もスキャン画像として提供されており,閲覧できます。

高野教授らによる開発システム,新書マップと同じ形態です

コンテンツ作成は「健康情報棚プロジェクト」が全面協力,サイト構築はNIIで,運営が連想出版,という複合プロジェクトとなっています。

医療情報提供サービスが,公共図書館の現場でも言われる様になってきている中,このようなツールは一助となるでしょう。
図書館としては,提供する情報の評価能力が,より一層問われる内容です。このような情報を必要とする情況では,色々と悩むことも多く利用者自身が選べないこともしばしばです。その中で,“より適切な”情報を提供することが,利用者にどこまで可能か。
“探すこと”は難しくなくとも,“活用する”ことの難しさは,図書館にとっても考える点ですね。

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2006.06.09

図書館の姿

ちょっと気になる“ある市立図書館の姿”を二題。

「児童書すべてそろえます」 --朝日新聞2006.06.07--

神奈川県の大和市立図書館は,今年度,出版される全ての児童書を収集するそうです。
年間の出版点数は約7万点ほど。うち児童書は約4,000~5,000点にもおよびます。
この規模の市立公共図書館での年間購入(受入)冊数は,20,000冊規模ではないかと思いますので,それを考えると凄いことです。
手元の「日本の図書館2004」でのデータでは,同図書館の2003年度受入冊数は約2万4千冊でした。
“児童書なら大和市立図書館!”と言われる様な特徴をだしてゆくのも,一つの方策ですよね。

その一方で,こんな(決して他人事ではない)記事もありました。

「狭くて蔵書パンク 市立一関図書館」 --岩手日報2006.06.09--

書架・書庫スペースがとれないため,年間約5000点を受入れ,ほぼ同数を除籍せざるを得ない図書館の話です。
同じく「日本の図書館2004」では,年間受入冊数は約5,500冊,除籍冊数は約3,000冊でした。
図書館の書架・書庫面積としては,9万冊規模だが,すでに現在の蔵書は約12万冊。いっぱいいっぱいです。
分類排架を行っている場合,書架にはある程度の余地が必要となりますから,本来の資料利用の利便性が失われている可能性もあります。
“買えない”訳じゃない。でも“置けない”。この問題は,身近な問題である図書館も多いのではないでしょうか。

私自身は,公共図書館をベースとした研究を行っているわけですが,実際に「公共図書館(公立図書館)」の現場にたったことのない身としては,自分の考えていることが現場に直接的に結びつくことのないことだろうという自覚を持って,それでもやっています。現場と乖離した内容も致し方ないと。 “現場の現実”は重要ですが,難しいですよね…。

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「GETA」と「想」の記事

国立情報学研究所(NII)の高野教授らが開発を進めている,新しい検索システム(検索アルゴリズム),「想―IMAGINE―」に関する記事が出ていました。

「Googleの限界は「人の手」で破る――国産の新検索「想」」 --ITmedia2006.06.08--

NIIによる「連想検索」による検索システム「GETA」は,NIIの「Webcat Plus」のみならず,「新書マップ」,最近では「BOOK TOWNじんぼう」などがあります。
「想」は,人力の編集と機械(ロボット)検索を融合した検索のシステムで,複数のデータベースからの検索結果を,単に一覧表示するのではなく,編集スタンス別(ソース別)に提示する仕組みになっているようです。“人の想いをくみ取る検索”という概念で作成されています。
今年秋頃を目標に公開される予定で,Webcat PlusなどGETAベースの検索システムの横断検索からスタートするようです。

ある意味,「Googlezon」への対抗となるでしょう。実物が楽しみです。

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2006.06.07

JST,「サイエンス・ポータル」公開

科学技術振興機構(JST)は,本日,06年6/7付けで,一般向け科学技術および研究者向け科学技術情報を集約したサイト,「Science Portal(サイエンス・ポータル)」を作成し,公開しました。

「科学技術の今を伝える -サイエンスポータル- 公開」 --JSTプレスリリース2006.06.06--

 「Science Portal(サイエンス・ポータル)」サイトへ

“一般の人々が科学技術に対する興味と理解を深めるのに役に立つ情報,研究者・技術者・学生が,研究・開発活動を進めるために必要とする情報を効率的に入手できるウェブサイト”

[現在の公開提供情報]

1.科学に興味を持っていただくために

  1. 研究者へのインタビュー記事や,注目すべき科学技術の紹介など大人の知的好奇心を満足させるコンテンツを、携帯情報端末にダウンロード可能な動画も交えて提供。(毎週更新)

  2. 科学技術に関するニュース。(毎日更新)

2.研究者や技術者が有用な情報に効率よくアクセスするために

  1. 日本の科学技術に関する公的機関がそれぞれのウェブサイトに掲載している最新ニュース(プレスリリースなど)や研究開発成果。(毎日更新)

  2. 論文や特許などの科学技術文献や図書のデータベース/JSTが作成した研究者や研究機関のディレクトリデータベース「研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)」(随時更新)

  3. 「科学研究費成果公開サービス」(国立情報学研究所)、「科学技術振興調整費成果報告書データベース」(文部科学省)/「厚生労働科学研究成果データベース」(厚生労働省)など,研究課題と成果報告のデータベース(12種)。(随時更新)

  4. 現在募集中の研究支援制度の公募情報の一覧/各府省が実施する競争的研究資金制度の一覧を分野別に編集して掲載。(随時更新)

  5. 全国の研究機関・大学などが募集している研究職の求人公募の新着情報(教授・助教授・助手・講師・研究員の5つの職種別にそれぞれ10件,計50件)を「研究者人材データベース(JREC-IN)」から提供。(随時更新)

  6. 学協会の大会やシンポジウムなどのイベント情報や,他のポータルサイトなどの有用な情報へのリンク。(随時更新)

3.科学技術の流れを知るために

  1. 内外の科学技術政策動向や公的機関の機関誌,白書,政府統計。(随時更新)

同時に,海外に向けて,政府・国内の公的研究機関などのウェブ情報資源の内,英語でアクセス可能な科学技術政策,科学技術データベース,科学技術統計などの情報源を集めた,国内科学技術情報源の総合案内・リンク集である,「Science Links JAPAN」も公開しています。

「Science Links JAPAN」サイトへ

結構便利なサイトだと思います。活用できるといいですね。

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2006.06.06

県立図書館資料の,学校への貸出

「県立図書館の資料を,学校へ貸し出す」,ということだけならば,何ら珍しいことではありませんが,宮城県図書館は,所蔵文化財・貴重書等のレプリカ(複製)を,教材資料として学校へ貸し出す事業を始めています。

「県図書館、文化財の複製資料を高校に貸し出し」 --読売新聞地方版2006.06.06--

県内の高校に対し,県指定の文化財などの複製資料,『源氏物語絵巻』等の古典・浮世絵の複製,近代文学初版本の複製などを,教材資料として貸し出ししています。貸借が無料なのはともかく,資料の配送料金も県図書館が全額負担という,豪気さです。

宮城県図書館は,すでに「叡智の杜web」などの形で,貴重書等の公開を進めています。

今回,記事に取り上げられたケースの様に,図書館が図書資料だけでなく,博物資料的なものを所蔵し貸し出す,ということは行われている様で,知られていないのが現状ではないでしょうか。
教科書・参考書の写真だけでなく,複製とはいえ“現物”の古典籍・文化財に触れることは,教育効果の面でもきっと期待できることでしょう。

ちなみに勤務先では,一部の教員が「現物」(レプリカでない)を使って講義を行っています。奈良絵本の現物を見て読み下しながらの講義は,いいですね。

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2006.06.05

教育ルネサンス「「情報」と付き合う」

読売新聞教育面での連載コラム,「教育ルネサンス」では,5/30から「「情報」と付き合う」と題した,学校教育現場におけるIT(ICT)活用に関するコラムが連載されています。

「教育ルネサンス」紙面サイトへ --読売新聞--

  1. 「電脳黒板画像も自在 」 --05.30--

  2. 「実験手順HPで確認」 --05.31--

  3. 「学力向上へIT活用」 --06.01--

  4. 「感動共有 伝える力重要」 --06.02--

  5. 「学校HP 児童が更新」 --06.03--

  6. 「新教科 続く試行錯誤」 --06.06-- *追加

  7. 「「不幸メール」止める勇気」 --06.07-- *追加

  8. 「校務IT化 生徒のため」 --06.08-- *追加

  9. 「「1人1台」教師力アップ」 --06.09-- *追加

  10. 「“電子黒板”が授業変える」 --06.10-- *追加

  11. 「メディアとの距離感大切」 --06.13-- *追加

  12. 「送り手の意図 読み解く」 --06.14-- *追加

  13. 「映像作りで読解力向上」 --06.15-- *追加

  14. 「水越伸さんに聞く…ケータイ、公共メディアに」 --06.16-- *追加

  15. 「[読者の声]IT活用に期待と不安」 --06.17-- *追加


学校教育現場でのICT環境整備は整いつつありますが,まだまだ十分とは言えません。ましてや,「活用」のための使いこなしには,多くの時間と技能(スキル)が必要となってきます。

6/1の「学力向上へIT活用」では,公立小学校での教員側の取り組みがピックアップされています。無料のネット教材の活用など,まねできるところはやってみるべきでしょう。記事中にもありますが,文科省の調査では,PC操作ができる教員は96%であるが,PC(IT)を使った授業(指導)ができる教員は74%でしかありません。(2005年度)
「教員としての使いこなし」には,もう少し時間がかかりそうです。

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2006.06.04

NII発,国内最大の電子雑誌アーカイブ公開

国立情報学研究所(NII)が,国公私立大学図書館(協議会,コンソーシアム等含む)の協力の下,国内最大規模となる学術雑誌の電子アーカイブを6/2付けで発表しました。

「「日本最大の学術電子ジャーナルアーカイブの実現-大学図書館と連携して610万論文に-」報道発表・プレスリリース資料」 --NII2006.06.02--

 「日本最大の学術電子ジャーナルアーカイブの実現―大学図書館と連携して610万論文に―」(*pdf) --同プレスリリース資料--

 「日本最大の学術電子ジャーナルアーカイブの実現―大学図書館と連携して610万論文に―」(*pdf) --同報道発表(pptスライド配布)資料--

独シュプリンガー社と英オックスフォード大学出版局が刊行する学術雑誌を,創刊号まで遡及し電子化したアーカイブで,約1,000誌,280万論文が新たに収録対象となりました。
これらは全て「NII-REO」(NII電子ジャーナル・リポジトリ)に収録され,タイトルと抄録は誰でも,コンソーシアム加盟館からはフルテキスト(*pdf形式)も利用できます。
コンソーシアムというか,団体交渉の強みで,シュプリンガーにして100万円前後の価格となったとか。
また,大学図書館の一般開放が進む中,今回のコンテンツも学籍者(サービスコミュニティ)のみならず,各大学図書館の一般利用者もフルテキストを閲覧・利用することが可能だそうです。これは嬉しいですね。

シュプリンガーの雑誌では,1847年創刊「Virchows Archicv」,オックスフォードプレスでは1849年創刊「Notes and Queries」など,19世紀後半のものも収録されています。

既存のDB(アーカイブ)とはいえ,これを誰もが書誌検索でき,図書館によってはフルテキストで見られるのは,何とも便利なことですね。
あぁ…フルテキスト見たいです…所属館(うち)は未契約…

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2006.06.02

総務省,情報セキュリティ対策啓蒙中

総務省では,情報セキュリティ対策啓蒙に関する活動を活発化させています。

「「情報セキュリティ対策の集中啓発」の実施概要の公表」 --総務省2006.06.02--

「総務省「国民のための情報セキュリティサイト」のコンテンツの追加」 --総務省2006.06.02--


「国民のための情報セキュリティサイト」へ

切実な問題ですね。

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「宮城個人史図書館」

まだ開館していませんが,アナウンス的に。

仙台市に個人史などの自費出版を対象とする私設図書館が,7/15に開館する予定です。

「埋もれた個人史に光 回想録主役の図書館7月開館」(*閲覧登録制) --河北新報2006.05.30--

名称は「宮城個人史図書館」,仙台市太白区桜木町に開館します。収集対象資料は,自費出版の個人史資料。現在,開館準備中で,約2000冊の資料が集まっているそうです。

「読みたいか?」ということはさておき,国立国会図書館に納本しない場合は,まず頒布で終わってしまう自費出版物だけに,集めて公開する機関があることはいいことですね。

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2006.06.01

国立国会図書館による「遠隔地研修」

これは本当にありがたい。

国立国会図書館(NDL)が,国内の図書館職員を対象とした研修として,遠隔研修(e-learning)による自学型研修システムの提供を開始します。

「国立国会図書館遠隔研修事業を開始しました」 --NDL「図書館へのお知らせ」2006.06.01--

このたび開始した遠隔研修事業は、図書館職員の方を対象に、インターネットを通じて自学自習型の研修を提供するシステムです。インターネットを利用できる環境があれば、いつでも、どこからでも受講することができます。
教材第一弾は「資料保存の基本的な考え方」です。

事前登録をすれば,開講期間中にインターネット利用環境下で,いつでもどこでも研修が受けられます。

今回(今年度)の研修については,2期に分かれており,第一期がH18.6/1~9/30まで,第二期がH18.11/1~H19.3/31まで,となっており,受講生の募集期間は第一期は8/31まで,第二期は11/1~2/28まで,定員は各100名となっています。

受けましょう。ぜひ受けましょう。

●詳細
「国立国会図書館:遠隔研修ポータル」サイトへ

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「ブリタニカ・オンライン」日本版スタート

『ブリタニカ国際大百科事典』等の百科事典で著名なブリタニカ(Britanica)が,『ブリタニカ国際大百科事典(Encyclopadia Britannica)』のオンライン板,「Encyclopadia Britannica Online」の日本語版の販売を6/1から始めました。

(報道記事)
「「ブリタニカ」オンライン版がスタート 大学向けに」 --ITmedia2006.05.31--

当面は大学機関向けの販売で,ブリタニカ・ジャパンのコンテンツの内「小項目事典」,「ブリタニカ国際大百科事典」,「ブリタニカ国際年鑑」などから一部が利用可能。英語版も利用できます。

気になる料金体系は,機関年額制。コミュニティ(在籍者数)が1000人以下なら,年20万円からの料金で,グローバルIP認証が可能。また学外からのリモートアクセスも可能だとか。

年20万なら結構お買い得でしょうか。

(参考)
「Britanica Online」(*英語版)

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