2006.10.27

今度は「風邪注意報」?

何かと面白い“注意報“情報を提供している日本気象協会ですが,今回は「風邪予防情報」を11/1より来年3/30までの期間限定で,サイトで提供するそうです。

「日本最大級の気象情報サイト「tenki.jp」で『風邪予防情報』をスタート!」 --日本気象協会2006.10.27確認--

 「気象情報サイト「tenki.jp」」へ

11/1より1日2回,気象条件からインフルエンザへの感染のしやすさを表現し,人々の予防行動(うがい・手洗いなど)を促す為の情報を提供するそうです。
凡例は,「安心」「少し注意」「注意」「警戒」の四段階。今日/明日の情報のみならず,週間予報も提示されます。
また,その他に「豆知識」としてインフルエンザウイルスの生存率,湿度との関係,気温との関係などの情報を,簡易に解説する情報も提供されるようです。

寒くなって参りました。お風邪,召しませぬように。

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「読ませ大賞」

本日10月27日は「文字・活字文化の日」です。

関連行事は幾つかあるようですが,目新しい試みを一つ紹介。

「読ませ大賞」実施サイトへ

財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)が新たに設ける文学関係賞で,現在の刊行図書の中から,自分の“好きな人に読ませたい本”を投票し表彰する賞です。
自らが選んだ「読ませたい本」の書名(作品名),著者名,出版社名を,当該ウェブのDBから検索し投票します。
選考対象となるのは,「books.or.jp」(『日本書籍総目録』データ:凸版)に掲載されている書籍で,投票時には自分がその書籍(作品)を,自分の読ませたい人に手渡す際に「添えるメッセージ」と共に記入する仕組みです。
Web投票が基本ですが,葉書での投票も可能です。

投票期間は本年12月31日まで。選考発表は来年1月となります。

個人的に,「自分の好きな本(作品)」と「人に読んで貰いたい本(作品)」は違う,と考えていますので,どのような結果が出るのか楽しみでもあります。
残念なのは,この投票において「誰に読ませたいか?」という選択項目がないことですね。“好きな人”というカテゴリでは大きすぎると思います。

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2006.10.17

Web上の個人情報

個人的には,この件については,分かっていて(承知の上で)公開している人と,危険性を熟知していない人の,2パターンに分かれると思います。

インターネットコムgooリサーチによる調査では,Web上に何らかの個人情報を公開している人は,約4割だそうです。

「Web 上で個人情報を公開しすぎていませんか?」 --インターネットコム2006.10.17--

調査では個人情報提供に関する好悪なども対象としています。
特定の以外の人が見られる形以外,つまり何らかの形で「公開された個人情報がウェブ上にない」と回答した人が644名(n値1052名)となり,何らかの個人情報が公開されている人が4割近くに及ぶことが分かります。
公開されている情報で最も多いものが「メールアドレス」で,次いで「趣味・嗜好」,「年齢」,「生年月日」,「氏名」…といった順になっています。

私個人もサイトなど多様な場所で,個人情報を公開しています。一応,著作権表示などにおいて個人情報の流用については注意喚起しておりますが,当然完全に守られるとは思っても居ないわけでして,割り切った形での個人情報の公開です。
多くの人が同様に,公開することによるデメリットを把握した上での公開だと思いますが,完全にそうとも言い切れないのが恐ろしいところではありますね。

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2006.09.27

Webページを印刷しますか?

なんだかとても目に付いた調査結果。

「Web ページを印刷する人、自宅に7割、職場・学校に6割」 --インターネットコム2006.09.27--

インターネット・コムJR東海エクスプレスリサーチが行った「プリンタに関する調査」によると,71.7%の人が,自宅のプリンタでWebページを印刷しており,また職場のプリンタでも63.8%の人がWebページを印刷しているそうです。

Webページを印刷する理由としては,「PCのない場所で,自分で見るため」(71.0%)が最も多く,次いで「他人に見せるため」(47.2%),「会議資料として」(45.5%),だそうです。

個人的に大変気になったことが2点。
一つは「果たしてWebページ作成時に,印刷を意識して作成されているサイト(ページ)が,どれほどあるのだろうか?」ということ。
自分もそうですが,Webで印刷を意識したレイアウトやCSSなどを考えているサイトは,実はそれほど多くないと思います。また実際使用しているブラウザやCSSによっては思わぬ印刷になることも多い事でしょう。

そしてもう一つが,「著作権法上における,複製権との関係」です。
特に「会議資料」として「プリンタを用いて印刷する」という点まで,サイトの作成者が意識して著作権表示をしているかどうか。そして利用者(印刷者)の方も,「プリンタによる複製」が著作権法上どのような意味を持つか,理解しているのだろうか,という点。

“公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器”として,職場のプリンタが含まれる…のかどうかは,不勉強のためわかりませんが,少なくとも「会議で使用するための複製」は,「私的利用のための複製」ではないのでは…と思うのですが。

著作権は難しい。

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2006.09.26

山形市サイト,BBS休止へ

正直,悲しいニュースです。

山形市が,自サイト内に設置していた掲示板(BBS)の閉鎖を決めたそうです。

「HP掲示板閉鎖へ山形市、書き込み半数中傷」 --朝日新聞2006.09.27--

現在でも,書き込み者のIPアドレスが表示されるようになっていますが,原則匿名のBBSということもあり,誹謗中傷が絶えず,やむなく閉鎖の方針に踏み切ったとのこと。

自治体サイトでの掲示板運営は,どうしてもこの手の問題が絶えません。
「ネチケット」という言葉はもはや古くなりましたが,利用する側のモラルマナーを改善する事は,なかなかに難しいことでもあります。
技術的な対策をとってゆくことが,唯一の手段となることが悲しいことです。

(参照)
「交流広場掲示板」サイトへ



ところで。
山形市立図書館の開館時間が延長・拡大され,webOPACへの移行が9/21付けで発表されたはずなのですが,未だオンライン上の情報源で確認がとれていません…。
その内,ソースを確認の上,詳細情報をお届け致します。

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2006.09.23

著作権保護期間の70年への延長要望

日本文芸家協会等,国内の16団体で構成される「著作権問題を考える創作者団体協議会」が,国内著作権法における著作権保護期間を,現行の「死後50年」から「死後70年」へと延長するよう,求める要望を文化庁に提出しました。

「著作権:文芸家協会などが保護期間延長を要望」 --毎日新聞2006.0922--

「著作権「死後70年」要求・音楽や文芸など管理団体」 --日本経済新聞2006.09.23--

「「著作権保護期間の延長を」――権利者団体が要望書 ネット時代も意識」 --ITmedia2006.09.22--

現行でも映画著作物は死後70年が保護期間ですが,文筆作品,音楽,絵画などは死後50年が保護期間です。
欧米では70年が主流…となっておりますが,各国の著作権法に影響を与えている国際条約,ヴェルヌ条約では死後50年が保護期間。(“最低保護期間”,ではありますが)

この話題には様々な立場や意見があります。自分は知識的にも詳しく意見を述べられる立場ではありませんから何とも言えませんが,大切なのは「何のため,誰のため」の保護なのか,ということであると同時に,「著作物の“利用・活用”とは,どういうことか」という視点も必要だと思います。
著作権の相続者が多くなり散逸すると,権利関係が把握できず再版が難しくなったり,死蔵されたり,といった問題が生じていることも事実です。

文化庁および関連団体の反応が気になるところです。

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2006.06.28

ガソリン価格地図

原油高に伴うガソリン価格の高騰は,なかなか収まる気配がありませんね。
地域におけるガソリン価格は,遠距離移動の人にとっては重要な要素です。

そんな中,全国地域のガソリン販売平均価格を,ウェブ上で確認できるサイトがオープンしました。

「『e燃費ガソリン価格地図』…都道府県別にリアルタイム集計」 --IRIコマース&テクノロジー2006.06.26--

 「e燃費ガソリン価格地図」サイトへ

全国約3000カ所からの価格データを,リアルタイムに表示するもので,データは1時間ごとの更新となっています。
表示されているものは,
 ・全国平均価格
 ・都道府県別平均価格
 ・都道府県別,ガソリンスタンド・ランキング(人気等)
 ・全国ガソリン価格最安エリア トップ10
となっています。

携帯電話からもアクセス可能なので,これは便利なサイトかも知れません。
来週から7月。夏休みが始まると,遠距離でのドライブも増えることでしょうから,活用されそうですね。

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2006.06.20

メモ的に…

私もこのブログを,有料サービスとして利用しています…。

「「ココログ」障害に募る不満 訴訟準備のユーザーも」 --ITmedia2006.06.20--

まだ「パソコン通信」のNIFTY-SERVEだった頃からの付き合いですが,ここに費やした(払った)金額は結構膨大な気がします…。うむ。

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2006.06.09

図書館の姿

ちょっと気になる“ある市立図書館の姿”を二題。

「児童書すべてそろえます」 --朝日新聞2006.06.07--

神奈川県の大和市立図書館は,今年度,出版される全ての児童書を収集するそうです。
年間の出版点数は約7万点ほど。うち児童書は約4,000~5,000点にもおよびます。
この規模の市立公共図書館での年間購入(受入)冊数は,20,000冊規模ではないかと思いますので,それを考えると凄いことです。
手元の「日本の図書館2004」でのデータでは,同図書館の2003年度受入冊数は約2万4千冊でした。
“児童書なら大和市立図書館!”と言われる様な特徴をだしてゆくのも,一つの方策ですよね。

その一方で,こんな(決して他人事ではない)記事もありました。

「狭くて蔵書パンク 市立一関図書館」 --岩手日報2006.06.09--

書架・書庫スペースがとれないため,年間約5000点を受入れ,ほぼ同数を除籍せざるを得ない図書館の話です。
同じく「日本の図書館2004」では,年間受入冊数は約5,500冊,除籍冊数は約3,000冊でした。
図書館の書架・書庫面積としては,9万冊規模だが,すでに現在の蔵書は約12万冊。いっぱいいっぱいです。
分類排架を行っている場合,書架にはある程度の余地が必要となりますから,本来の資料利用の利便性が失われている可能性もあります。
“買えない”訳じゃない。でも“置けない”。この問題は,身近な問題である図書館も多いのではないでしょうか。

私自身は,公共図書館をベースとした研究を行っているわけですが,実際に「公共図書館(公立図書館)」の現場にたったことのない身としては,自分の考えていることが現場に直接的に結びつくことのないことだろうという自覚を持って,それでもやっています。現場と乖離した内容も致し方ないと。 “現場の現実”は重要ですが,難しいですよね…。

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2006.05.25

宣伝

*個人的事由に基づく宣伝記事です

私の地元を舞台にした映画,『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』が今年公開されますが,先んじて公式サイトができました。

「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」公式サイトへ

それに合わせて,「もうひとつのストロベリーフィールズ」と題した,オリジナル映像の配信が行われます。

 「「goo」で、和歌山県田辺市発の映画「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」オフィシャルサイトを開設し、オリジナル映像を配信」 --gooプレスリリース2006.05.25--

この映画は,いわゆる「リージョナル・ムービー」と呼ばれる地方制作・発信の映画です。
(出身中学ではありませんが,)東陽中の木造校舎に懐かしさを覚え,下屋敷の町並みに若き日を思い出し,天神崎の映像に「かえりたい~!」と哀愁をそそられました。

田舎ですが美しい町です。よければ見て下さい。

ちなみに主演は,映画「蝉しぐれ」でもヒロイン役を務めた佐津川愛美さん。面白いところでつながりがあるものです。(私は現在山形在住)

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2006.05.23

[訃報]寺村輝夫氏

児童文学作家の寺村輝夫氏が,5/21にお亡くなりになっておりました…。

「「王さまシリーズ」で知られた児童文学作家、寺村輝夫さん死去」 --産経新聞2006.05.22--

……『ぼくは王様』を始めとする王様シリーズ,好きでした。
ご冥福をお祈り致します。


「寺村輝夫 作品一覧: bk1」 --bk1--

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2006.05.04

地域参加

こういう形の地域貢献もありでしょう。
06薙刀隊106薙刀隊2

毎年,地元の祭りに勤務先の学生が参加します。
全体で700名を超える参加者(キャスト)の大半が,市役所等の地元勤務者ならびに本学学生と高校生です。
こういった行事に参加することが,“地域への参加”ということにもつながっていると思います。
今年は桜が見事でした。

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2006.04.28

『図書館職員採用試験問題集』の新版

2003年版以来の改訂版が出ます。

『図書館職員採用試験問題集・解説 -「旧・国家公務員2種図書館学」に学ぶ』
日本図書館協会編,166p,ISBN4-8204-0600-0 定価1,575円

4/26刊行予定ですが,まだオンライン書店(Amazonやbk1)には出てない模様。

05.07追加
各種書店(オンライン書店)等で,予約受付が始まっています。
ちなみにamazonだと5/11発送予定だそうです。

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2006.04.21

今年もバーゲン

国内の新刊書は再販制度の対象であり,定価販売となっていますが,複数の出版社が期間限定で「謝恩価格本(時限再販本)」と「部分再販品」を,定価の50%で販売する「バーゲンブック.jp」が,今年も4/20から始まりました。

「バーゲンブック.jp」【謝恩価格本】サイトへ

「バーゲンブック.jp」【部分再販品】サイトへ

資料は限られていますが,大手出版社を含め93社の書籍が対象となっています。
期限は4/20から6/20まで。
この機会にいかがですか?
1500円以上なら送料無料です。

専門書や児童書(しかけ本)など,定価がそこそこするものだと「半額」というのは大きいです。
ちなみに出版ニュース社刊の「前川恒雄著作集」もでてました…

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2006.03.17

祝・卒業

本日,本学を卒業されました皆さん,おめでとうございます。
新たに73名の「図書館司書」有資格者が誕生したわけですが,実際に図書館関係職に就かれたのは,1割に満たない人数でしかありません。これも現実です。
それでも,一桁の人数でしかないにしろ,毎年新たに図書館職員に就く学生がおり,また卒後すぐではないにしろ,数年の後に図書館に勤める卒業生がいることは,教える側にとってこれ以上ない喜びです。
皆さん,ありがとう。

卒業しても皆さんにとっての「先生」で居られるように,出来る限りのサポートはしてゆきたいと思います。特に新たに図書館の現場に入られる皆さん。多くの苦難を勝ち抜いて,今貴女が立つ場所で輝けるよう,日々研鑽につとめてください。その手助けをしたいと思います。

今日のこの日を,新たなる一歩として。

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2006.03.15

今度は「Google Mars」

どこまで本気なのか。Googleのこういう所が好きです。

Googleが,今度は火星を対象とした地図サービスを開始しました。

「Mars attracts」(*英文) --Google公式Blog2006.03.13--

 「Google Mars」サイトへ

 「about Google Mars」

前回の「Google Moon」の時もそうでしたが,今回の公開もLowell, Percival(ローウェル)の誕生日に合わせた公開,という遊び心。
こういうところが,Googleですよね。



註:「Lowell, Percival」(パーシヴァル・ローウェル)
ローウェル天文台にも名を残す,米国の著名な天文学者。
火星の研究でも知られ,「火星の運河」説から火星人の存在を信じたことでも有名。
1895年に著書「Mars」にて,火星運河の地図を記した。(今回のGoogle Marsでも採用)

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2006.02.09

61年間の延滞本

どちらかというと,おもしろニュース。

「「61年前」に借りた図書館の本を発見、NZ」 --CNN Japan2006.02.08--

61年とは,また根性の入った延滞本です。

記事によると,
“女性が85歳の誕生日を迎えた日に、違約金の合計を知らせる書類が届いていた。
地元紙によると、民家の屋根裏部屋にあったのを建物の検査官が発見した。書物の表紙に、図書館所有を示す借り出しの規則が張られていたのに気付いていた。”

ということだそうで,図書館規則による延滞罰則金は約72万円。
ただ,図書館側が「紛失本の特別展示コーナーに飾ること(「61年間、紛失していた書物」として展示)を提案し,チャラにしたとか。

個人的には,この図書がいつ除籍されていたのか,その除籍記録が残されていたのかが気になる所です。

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2006.01.26

ロボットが排架する

閉架書庫用の自動書庫システム(自動書架)は既にあれど,これは実用化にいたるでしょうか。

「家庭生活環境にユビキタス・ロボティクスを実現」 --産総研プレスリリース2006.01.24--
(報道記事)
「乱雑な本棚とサヨナラ ロボットで自動片づけ」 --朝日新聞2006.01.25--

要は,“ICタグや認証システム等を駆使した,作業ロボット等の開発”なのですが,プレスリリースや新聞の記事にもあるように,書架整理ができるという点が例示されています。

“例えば、アクティブICタグと顔認証システムによりセキュリティを二重にしたドアロックシステムや、床下に埋め込まれた多くのパッシブICタグから位置を特定しながら移動する移動ロボットシステム、さらには本に埋め込まれたパッシブICタグにより、どの本が本棚に入っているかを検出する本棚、などが含まれる。”

正直,書架排架なら人の手でやった方が早いと思いますが。
また分類排架の場合,書架上の位置は下手したら毎日のように変わりますので,その都度,書架位置を指示する情報の訂正をする方が手間がかかるんじゃないか…などとも思います。
もちろんそれらの点が考慮されたりすれば,実用化はあり得えますね。
個人的には,書架整理・書架排架は“どのような資料が実際に利用されているか”を直接的に見て知ることができる良い機会ですので,人の手でやって欲しいですね。利用の実態を,データとして知るのも大切ですが,現実に知るのも大切だと思います。

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2006.01.25

「神の代理人」の著作権

私は本物のクリスチャンではありませんが。
今日の注目新聞記事。

「法王の言葉にも著作権…3―5%の印税徴収 商品化と批判も 」 --産経新聞2006.01.25--

ローマ法王庁は,今まで自由に利用ができた(著作権を主張していなかった)「ローマ教皇(法王)の言葉」に対して,今後著作権を主張してゆく方針だとか。

対象は,回勅(教皇から全世界への司教への公文書)の他,信者への祝福,教皇の著作,などだそうです。

ちょっとこれは全世界への影響は大きいですね…。

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2006.01.20

被引用ランキング

掲載カテゴリに悩む…
SCI(Science Citation Index)などを提供しているTHOMSON社が,過去10年における,医学・薬学分野でもっとも論文が引用された(被引用)研究者のランキングを発表していました。

「THOMSON SCIENTIFIC NAMES DOCTORS OF THE DECADE, 1995-2005」(*英文) --Thomson Scientific Press Release2006.01.12--

臨床医学分野全体でみると,トップはHarvard UniversityMeir Stampfer教授紹介)。
1995年から2005年までの間で,計34,872回の引用がありました。
各分野ごとのトップは,それぞれ
[疫学](Epidemiology): Meir Stampfer(Harvard University)―34,872回
[心臓医学](Cardiology):Robert M. Califf(Duke University)―24,494回
[腫瘍学](Oncology):Bert Vogelstein(HHMI, Johns Hopkins Univ.)―27,148回
[生物医学](General Biomedicine):John C. Reed(Burnham Institute)―23,729回
などとなっています。(分野名の訳に間違いがあるかも知れません)

Harvard Universityは,臨床医学トップ10の中に4名,トップ20の中に8名が入る,という健闘ぶりです。

計量書誌学等で何かと利用することも多い,被引用リスト。
これらのデータは貴重ですね。

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2006.01.12

Science誌の取り下げ論文

*2006.01.13情報追加
『ScienceNOW』で正式発表がありました。
「Hwang Apologizes for Stem Cell Debacle」 --ScienceNOW Daily News2006.01.12--
(関連情報)
「South Korean Team's Remaining Human Stem Cell Claim Demolished」 --ScienceNOW Daily News2006.01.10--



ある人から確認があったので。

例のES細胞捏造問題に関して,『Science』誌が取り下げを行った論文の書誌事項は以下のものです。


タイトル
「Patient-Specific Embryonic Stem Cells Derived from Human SCNT Blastocysts」

著者
AU: Woo Suk Hwang, Sung Il Roh, Byeong Chun Lee, Sung Keun Kang, Dae Kee Kwon, Sue Kim, Sun Jong Kim, Sun Woo Park, Hee Sun Kwon, Chang Kyu Lee, Jung Bok Lee, Jin Mee Kim, Curie Ahn, Sun Ha Paek, Sang Sik Chang, Jung Jin Koo, Hyun Soo Yoon, Jung Hye Hwang, Youn Young Hwang, Ye Soo Park, Sun Kyung Oh, Hee Sun Kim, Jong Hyuk Park, Shin Yong Moon, and Gerald Schatten

書誌事項
『Science』 17 June 2005 308: 1777-1783; published online 19 May 2005 [DOI: 10.1126/science.1112286] (in Reports)

全文
http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/308/5729/1777

タイトル
「Evidence of a Pluripotent Human Embryonic Stem Cell Line Derived from a Cloned Blastocyst」

著者
Woo Suk Hwang, Young June Ryu, Jong Hyuk Park, Eul Soon Park, Eu Gene Lee, Ja Min Koo, Hyun Yong Jeon, Byeong Chun Lee, Sung Keun Kang, Sun Jong Kim, Curie Ahn, Jung Hye Hwang, Ky Young Park, Jose B. Cibelli, and Shin Yong Moon

書誌事項
『Science』 12 March 2004 303: 1669-1674; published online 12 February 2004 [DOI: 10.1126/science.1094515] (in Reports)

全文
http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/303/5664/1669

参照
「Special Online Collection: Hwang et al. and Stem Cell Issues」 --Science--

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2005.12.07

紛失

1209情報追加:無事戻ってきたとか。



図書館からの資料紛失,最近いくつかの新聞記事としても取り上げられています。
図書館現場からすると本当に頭の痛い問題ですね。

そんな中,ちょっと気になる紛失事件。

「ブラックソックス事件、新聞コピー紛失 イリノイ大」 --朝日新聞2005.12.07--

1919年にアメリカ大リーグで起きた八百長事件,いわゆる「ブラックソックス事件」を報じた新聞コピーが紛失しているそうです。
この事件そのものが,当該タブロイド紙「コリヤーズ・アイ」のスクープという側面もあり,また記事によると「その新聞は公に「事件」に触れている唯一の報告書」なのだとか。

誰が持っていったのでしょうね。
単に学内教員が研究資料として抱え込んでるだけならいいですが。
図書館職員もレファレンス質問が増えてきている中,痛い紛失事件のようです。

(参照)
「ブラックソックス事件」に関するwikipediaのエントリ


(追加記事:1208)
「シカゴで紛失、「お宝」の古新聞~八百長暴いたタブロイド紙 」 --USFL2005.12.08--

情報追加:1209
無事,戻ってきたそうです。
「紛失した新聞コピー、無事戻る ブラックソックス事件」 --朝日新聞2005.12.09--

こっそりと,図書館の机の上に置いてあったそうです…。犯人は学内にいますね…。

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2005.12.01

NYPLの稼ぎ方?

ちょっと面白い(というか興味をひかれた)ニュース

「初代大統領ワシントンの肖像画、競売で予想価格割れ」 --CNNニュース2005.12.01--

サザビーズでオークションにかけられた「ジョージ・ワシントンの肖像画2枚」の応札価格が,予想以上に低かったというニュース。
これ自体はどうでもいい(?)のですが,この肖像画をオークションに出したのは,なんとNYPL

 「New York Public Library」サイトへ

 「Sotherby'」サイトへ

NYPLが資料購入費の足しにするためのオークション出品だったそうです。

2枚のうち1枚は最低落札価格に達しなかったそうですが,1枚は約10億円で落札。(それでも予想価格より大幅に低いそうです)

…NYPL,何を買うんでしょうね。

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2005.11.11

雑感「図書館の今後についての共同宣言」

11/9の記事に関して,個人としての考えを。(なのでカテゴリは[雑談]として)

宣言では3つの要望が挙げられています。
1.図書館予算の増大。
2.専門知識をもつ図書館司書の増員。
3.国家または公的機関による著作者等への補償制度の確立。

そこにいたるまでの文章で,私にはどうしても二段落目の文脈がつながるとは思いづらい所があります。

一方、長びく出版不況で、著作者および出版社の置かれた状況も厳しいものになりつつあります。図書館予算の削減は、本来図書館に置かれるべき良質の図書の販売を減少させ、結果としては、文芸文化そのものが危機にさらされているというべきでしょう。文芸文化を護るという観点から、ヨーロッパなどの先進諸国では、すでに図書館での無料貸出に対して、公貸権(Public Lending Right)が設定され、著作者に対して国家基金による補償金が支払われています。先進国を自負する日本においても、著作者等に対して何らかの補償金制度の実現が検討されるべき時期に来ていると思われます。

「出版不況に伴う厳しい現状」(仮にA.)と,「図書館予算削減に伴う図書販売減」(同B.)「文芸文化の危機」(同C.)
この三点が並列的に取り扱われているのですが,なんとなく文脈がしっくりこないのですよ。
ある意味,AとCはつながるとは思いますし,BとCもつながるかも知れません。でもA-B-Cにはならないのではないかと…。
レトリックではありませんが,何となく意見の論拠がはっきりしていないように感じました。
11.13追記
ちょっと読み返してみて不十分なので追記を。
主張としてあげられている,1.図書館予算の増大,2.専門知識をもつ図書館司書の増員,3.国家または公的機関による著作者等への補償制度の確立。
この3点,つながりますか?つながらないですよね?
1.図書館予算が増大されれば,確かに図書館が購入する資料点数も資料数も増えるでしょう。また,2.専門知識をもつ司書が選書等にあたれば「その図書館にとって必要な資料」を適切に選択することができるかも知れません。
でも,1.2.が果たされたからと言って,「3.補償制度」が確立することにはつながりませんよね。逆に,図書館が適切な量と質の資料を選び収集し提供するならば,出版文化は危機にならないわけですよね,上の引用文からすれば。だったらここで補償制度をいうのは文脈としておかしいと思います。
(追記終わり)

個人として,公貸権が悪だとは思いませんし,導入自体をどうこう言うつもりはありません。
しかしながら,図書館にも図書館の理由があるわけでして,その点がこの宣言からは見えてこないかな,と。

個人的な考えですが,予算が削減される中,「公共施設」として「利用者の要求」を無視できるほど,図書館という組織は強くないと思います。つまり利用者が読みたい,図書館において欲しいと希望するものを,図書館の使命ならびに収集方針(コレクションポリシー)に沿う限り,必要な数だけ集めざるを得ない。
目に見える形での「サービス」が求められる組織となってしまっているのです。(その別の方向性がビジネス支援などの多様なサービス展開でしょう。)
本来,必要なことは,「図書館で集め提供するべき資料」というものに対する社会的コンセンサスを確立することであり,頭ごなしに「ある種の資料は図書館で集めるべきでない」とするものでもなく,さらに「仕方ないから補償して欲しい」と求めるものでもないと思います。
公貸権を本当に導入するには,図書館等に主張するのではなく,一般の人々に主張するべきことではないのでしょうか。なぜ今回の宣言は,文化庁や図書館関係団体にだけ提示(送付)されたのでしょうか。

自分も趣味の範囲で様々な創造をしています。
創造に基づく知的財産の生産が,どれほど大変であり,対価を求めるにふさわしいものであるかは十分分かっているつもりです。そして多くの人々が,その知的財産に対し敬意を払っていると思います。
その「敬意」が,十分に生産者に戻ってくるような流れを作ることは重要です。
何かを悪者にするのではなく,なぜ悪者とされるものが出現してしまうのか。その社会的要因やコンセンサスの確立を,論議してゆきたいものです。



2005.11.13追記
公貸権に関する知識も十分でないので,偉そうに文章を書くのは気が引けますが,自分自身の意見として。
「図書館」は何のためにあるのでしょう。私は「今」だけではなく「将来にわたっての情報アクセスの補償」だと思っています。そしてランガナタンの言にあるように「全ての資料には,その読者がある」わけでして,その観点から言うならば,「全ての資料は図書館におくべきもの」となるはずです。
図書館側の人間としても,図書館を利用する立場からとしても,そして創造者達への敬意を払う意味でも,資料を生産し提供するというシステム全体へのコンセンサスが必要だと考えます。
私が今回の宣言を読んで,一番気になった点は「図書館予算の削減は、本来図書館に置かれるべき良質の図書の販売を減少させ、結果としては、文芸文化そのものが危機にさらされているというべきでしょう」というところでした。
“図書館に置かれるべき良質の図書”なんて分け方(評価のされ方)は,本来ありません。「置かれるべき」かどうかは,図書館自体,そしてその図書館を現在から将来にわたって利用するであろうサービスコミュニティです。そもそも出版社も作家も「これは図書館に置かれるべき図書」「これは図書館に置かなくてもよい図書」などと分けて著作したり出版したりしていないはずです。

図書館が,本来図書館に置かれるべき図書を買わず,本来置くべきでない資料を購入し貸し出すから,という理由で出版文化が危機に陥ってるわけではないのです。図書館は情報提供システムの一つに過ぎません。
そこを,もう一度,図書館関係者も利用者も,全ての人が考えて欲しいものです。

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2005.10.24

世界一のインテリ

世界一のインテリに選ばれたのは…という面白い調査結果。

「The Prospect/FP Global public intellectuals poll—results」 --Prospect2005.Nov.no.116--

(報道記事)
「世界一のインテリはN・チョムスキー氏 」 --OCNニュース2005.10.21--

英『Prospect』誌no.116に掲載された結果では,“Global public intellectuals poll”で第1位に選ばれたのは,言語学者Abram Noam Chomsky氏(チョムスキー,ノーム)でした。
(参考)
「ノーム・チョムスキー」 --Wikipediaより--

2位がウンベルト・エーコでした。なかなか面白い結果ですね。(候補者の偏りはさておいて)
存命の方が対象なのだと思いますが,まだ生きてるのか…とか思う方もいらっしゃたり。
「天才(genius)」を選ぶのではなく「インテリ(intellectual):有識者?」という点が難しい調査だと思います。

個人的に興味深いのは,17位の法王ベネディクト16世,100位の石原慎太郎都知事でしょうか。

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2005.10.18

自費出版物の扱い

図書館の話題といえなくもないですが,雑談カテゴリで。

ちょっと目について読んでみたが,微妙…。

「「庶民の文化財」自費出版書残して…民間収集者ら訴え」 --読売新聞2005.10.18--

全国の自費出版物を収集・提供を行っているNPO「自費出版図書館」を取り上げ,その取り扱いについての記事だけど,気になったのが記事中のこの部分。

“しかし、年間約3万点とされる自費出版書を本格的に収集する公共機関はない。民間の収集者らは「散逸しやすい自費出版書を後世に伝えていくシステム作りが必要だ」と訴えている。”

確かに「本格的に」収集している公共機関はないのかも知れませんが,国立国会図書館では商業出版物であろうが自費出版物であろうが,国内での出版物ならば納本を受け付けているのでは…?
「納本制度」(国立国会図書館)
上記Q&Aより抜粋
Q.どんな出版物を納入すればよいのですか?
A.原則として、頒布を目的として発行されたすべての出版物です。
納本対象となる出版物には、図書、雑誌、新聞、地図のほか、マイクロフィルム資料や点字資料、さらにパッケージ系電子出版物(CD-ROM、DVD、ビデオカセットテープ、音楽CDやゲームソフト等)があります。
なお、書式集、簡易綴じのもの、頒布を目的としないもの等は、納本の対象とはなりません。
(*下線補記)

(参考)
「納本のお願い―納本制度Q&A」(*pdfです) --NDL作成パンフレット--

自費出版物でも業者を通して作成する場合はISBNが付与されたり流通ルートにものります。また業者によってはNDLへの納本までを行ってくれる場合もあります。
全くの自力で作成される場合は,個人で納本手続きをとれば収集されますし,必要に応じて対価が支払われます。

「国立国会図書館法」より抜粋 (*下線補記)
第二十五条 前二条に規定する者以外の者は、第二十四条第一項に規定する出版物を発行したときは、前二条の規定に該当する場合を除いて、文化財の蓄積及びその利用に資するため、発行の日から三十日以内に、最良版の完全なもの一部を国立国会図書館に納入しなければならない。但し、発行者がその出版物を国立国会図書館に寄贈若しくは遺贈したとき、又は館長が特別の事由があると認めたときは、この限りでない。
2 第二十四条第三項の規定は、前項の場合に準用する。この場合において、同条第三項中「納入」とあるのは「納入又は寄贈若しくは遺贈」と読み替えるものとする。
3 第一項の規定により出版物を納入した者に対しては、館長は、その定めるところにより、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額を、その代償金として交付する。
4 第一項ただし書の規定により出版物を寄贈した者及び出版物を遺贈した者の相続人に対して、館長は、定期に作成する全日本出版物の目録で当該出版物を登載したものを送付する。
第二十五条の二 発行者が正当の理由がなくて前条第一項の規定による出版物の納入をしなかつたときは、その出版物の小売価額(小売価額のないときはこれに相当する金額)の五倍に相当する金額以下の過料に処する。
2 発行者が法人であるときは、前項の過料は、その代表者に対し科する。

訴えも最もですが,納本制度への理解と活用をも同時にアピールした方が良かったんじゃないか…と思う記事でした。

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2005.10.13

ブックハウス神保町オープン

何かと噂の「ブックハウス神保町」が昨日10/12開店しました。

*11/20情報追加
「ブックハウス神保町」のウェブサイト(ホームページ)がありますので,こちらの情報も参照して下さい。
「ブックハウス神保町」サイトへ
   URL: http://www.bh-jinbocho.jp/

 #あと場所を求めている方へ。
  アクセスマップ(ブックハウス神保町サイトより)

*10/24情報追加
朝日新聞(第12版)10/22(土)22面「shot05」で「七つの顔の本屋さん」として写真入り記事がありました。自由価格本書店というだけでなく,店内で読み聞かせもできる児童書書店としての位置づけを大きく取り上げています。「ブックハウス神保町」は,他にもICタグの実験店でもあります。
記事での「七つの顔」とは,1)再販制度死守の使命を担い,2)次代の読者を育てるため,3)出版社が事実上経営する,4)採算無視で,5)大胆な店内レイアウトを実現し,6)ICタグの実証実験の場ともなる,7)神保町の新名所,ということらしいです。
場所は,神保町駅を出て靖国通り沿いの北沢ビル1F(*2Fは北沢書店洋古書店) 住所:神保町2-5北沢ビル1F (TEL)03-3261-5691,11:00~18:30,水曜定休,とのことです。



昨日(10/12)のNHKニュース(10時台)で放映してたのですが,NHKサイトには記事が見つからず…。

この書店,何が特徴的かというと“非再販本実験店”,つまり新刊書を割引価格で販売する,バーゲンブックの書店なのです。
録画していなかったので詳細は曖昧ですが,児童書や実用書などを中心に,定価の2割~8割の価格(つまり20~80%OFF)で新刊書を販売するとか。
品揃えは限定されており,対象書籍の多くが刊行から一定期間経過したものや返本書籍だとか。
多くの書籍は委託販売制度のもと,一定期間を経て売れ残った書籍は出版元に戻されますので,これを活用する形なのでしょう。

バーゲンブックは,オンライン書店で限定的に行われたり,期間限定で行われるものがいくつかありますが,
(例:「バーゲンブック.jp」:今回は10/12~12/12まで一部新刊書籍が50%OFF)
定期的に,しかも実店舗で販売を行うのは,日本では初めてのこと。

日本では書籍類は「再販売価格維持制度」(いわゆる再販制度)の対象となっており,定価が付けられた書籍については,小売店(書店)は定価で販売することが原則となります。

本の街,神保町に現れた新しい試み。
今後,どのような反響を(特に一般の方々からの)呼ぶことでしょうか。
#書籍の平均返本率が4割という現状を打破する一つの方策となるのでしょうかね?

(参考記事)
「【 ブックハウス神保町に期待と不安の声 】」 --全国書店新聞2005.09.11--

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2005.10.11

研究者への道…

人事とするには身近すぎる話題…。

「工学系女子は厳しい!?プロの研究者1~2%」 --読売新聞2005.10.10--

(オリジナルデータ)
「科学・技術系学会・協会における学生会員と一般会員の女性比率に関する報告」(2005年10月・男女共同参画学協会連絡会調べ) --男女共同参画学協会連絡会2005.11.06--

調査は学生会員と一般会員における女性の比率を調べることで,学生から研究者への進路状況について確認することができます。
これによると,“大学院における女性比率が同じ程度であっても、プロの研究者として活躍できる職を得られる女性の比率には、分野によって非常に大きな差があるという点である”という結果が見えています。
言われるまでもなく,という結果かも知れませんが,数少ない研究者ポストを巡っての戦い(?),そして研究者として継続し続けることの難しさなどを,じっと考えます。

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2005.10.06

「充実度は お役所次第」

情報提供ではなく,個人の意見なので別立てで。

読売新聞紙上の「教育ルネサンス」で連載の続いている「生かす図書館の力」シリーズ。
本日10/6付けのコラムは,その名も「充実度は お役所次第」でした。
「充実度は お役所次第」 --読売新聞2005.10.06--

記事では,転居により充実した図書館のあった自治体からそうではない自治体に移ったことで,図書館サービスの違いを実感された方からの投書をもとに,地元の意見を反映し図書館サービスを充実させた図書館と,居住地に図書館のない自治体の状況を取材し報告しています。

このような図書館サービスに関する新聞記事が出ることを,個人的に大変期待するのは「図書館サービスには実は大きな差異がある」ということを,多くの人々に知って貰いたいという点です。
図書館関係者などは様々な図書館の事例や動向を知ることができ,各地での図書館サービスの差異については知ることができますが,一般利用者は自らが利用する図書館サービスしか知らないことが多いです。
図書館に対し期待することもあり,利用する図書館サービスに不満を抱いていたとしても,他と比較するすべもなくあるいみ諦めてしまっている利用者も多いと思うのですよね。
実際,学生を連れて複数の図書館を訪問調査すると,実際に同じ県内,隣接する自治体でありながらの図書館設備,サービスの違いにショックを受ける学生も少なくありません。
学問として図書館サービスの先進的な事例という形で学んでいたにせよ,目の前の現実として「これが出来る図書館」と「これが出来ない図書館」との差を知ることは,何よりも自らの図書館への考え方やサービスの改善について考える,教育材料ともなっています。

記事の中見出しとして「図書館のサービスは自治体の考え方次第で変わる。」と書かれていましたが,現実的にはサービス等の改善は現場の図書館員の意識よりも,設置者がどのように考えてくれるか,という点(もっと極端に言えば財源元が対応してくれるか)にかかっていると思います。
図書館員自身の声もさることながら,「よりよいサービスを求める自治体民(サービスコミュニティ)の声」「そのサービスに応えるための現場(図書館員)への人的・物的サポート」を求める声を,利用者自身が設置者にもっと届けて欲しいものです。
現実的に現場からの声は届きにくいのです…

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2005.10.05

サイブラリアン

ちょっと興味をひかれたかも。

「米辞書に新語登場、日本の言葉「zaibatsu」も」 --読売新聞2005.10.04--

(原著)
「A Sampling of New Words and Senses from the New 2005 Copyright of Merriam-Webster's Collegiate® Dictionary, Eleventh Edition」

記事自体はともかく,新語として登録された言葉に「cybrarian」(サイブラリアン)という言葉が。
いうまでもなく「Librarian」にかけた言葉で,語義は“a person whose job is to find, collect, and manage information that is available on the World Wide Web”(ウェブから情報を検索,収集,管理する職種の人)ということです。

ついでに図書館等の関連用語としては,「metadata」(data that provides information about other data)も,新規エントリーされてます。

一般辞書への用語登録は興味深いですね。

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